WHAT IS IT?ハイプレスとは?
ハイプレスは『全員が相手へ突っ込む』ことではありません。相手が自陣から組み立てる場面で、まず前線が行き先を限定し、その後ろの選手が次の受け手を押さえる守備です。奪う場所と、外されたときに守る場所をセットで決めます。
STEP BY STEP
図で動きを理解する
1 / 3自チーム相手パス移動
SCENE 1相手の後方で合図を待つ
相手GKから右CBへのパスを合図にします。まだFWだけが飛び出さず、味方の中盤も前へ出る準備をします。
HOW TO OBSERVE試合で見るポイント
ハイプレスが使われているかを判断するときは、結果だけでなく、次の配置と動きが繰り返されているかを確認します。図は動きを説明する模式図で、関係する選手だけを表示しています。
- 追い始める合図相手GKからCBへのパスや、受け手が自陣ゴールを向いた瞬間など、チームが同じ合図で動き出すかを見ます。FWだけが先に走り、MFが止まっていれば連動したプレスではありません。
- ボールの行き先を限定FWが正面から一直線に走ると、中央へのパスを残しがちです。斜めに寄せて内側を消し、外側の選手へ誘導できているかがポイントです。
- 背後とセカンドボール前へ出た分、最終ラインの背後は広がります。相手が長いボールを蹴った後にDFが競れ、MFが落下地点を拾える配置かまで確認します。
成功の目安:相手ゴール近くで奪える。相手の前進を早い段階で止められる。試合の主導権を握りやすい。一方で、背後に広いスペースができる、全員の連動と運動量が必要、一人が遅れると突破されやすいといった兆候が続く場合は、選手間の距離や役割を見直します。
PLAYER PROFILE必要な選手特性
運動量の多いFW前へ出られるDF広い範囲を守れるGK
REAL WORLD EXAMPLES関連する実在チーム
戦術理解の参考として、名称のみを掲載しています。時期や試合により実際の運用は異なります。
リヴァプールレッドブル・ザルツブルク
TRAINING MENUこの戦術を練習する
小人数で判断と連動を練習
小さめのエリアで、組み立て側はGK役+DF2人+MF1人、守備側はFW1人+WG2人+MF2人を置きます。組み立て側が中盤の出口へ通せたら成功、守備側は奪って近くの小ゴールを狙います。
- 初めはGK役からCBへのパスを共通の合図にする。
- FWが内側を消して寄せ、WGとMFが次の受け手を同時に管理する。
- 途中から組み立て側にロングボールを許し、守備側の後方選手が落下地点をカバーする。
確認点:FWが一人で追う場面が減り、相手の前進方向を限定できたか。奪えなかった場合も全員が中央と背後を守る位置へ戻れたか。
SOURCES参考資料
下記の一次資料を参考に、試合固有の動きから一般的な学習ポイントを当サービスが再構成しました。図は試合の再現ではありません。